意外と知らない！外構工事と造園工事の違い！

こんにちは！松阪市にある外構工事の専門業者、外構工事専門店コイデです。

皆さんは、外構工事と似たシーンで使われる「造園工事」という言葉についてご存じですか？植栽や庭木の剪定等、庭園部分やガーデニングについて工事するものというイメージが何となくある方も多いかと思います。また、このような特徴は、建物の外の敷地を整備するという点で外構工事と類似しています。では、外構工事と造園工事の違いは、一体どの部分になるのでしょうか？実は、この違いを正しく理解しておくことで、満足度の高い外構空間を実現につながります。そこで、本記事では、外構工事と造園工事について、それぞれの定義・特徴を再確認したうえで、両者の相違点についてプロの視点から解説致します。

外構工事とは、お住まいの中でも、建物の外側にあたる外構部分について施工し、機能性や安全性を高める工事のことを指します。その一方で、造園工事の定義としては、外構空間の中でも、庭園の整備や植栽の設置といった自然に関連する部分について専門的に施工し、景観やデザインを良くするために行われる工事になります。両者は、外構空間について工事をするという点では大きな共通点がありますが、外構工事が広くエクステリア全般に対して機能性・デザイン両面を意識して施工する一方で、造園工事は外構空間の中でも自然部分のみを美観向上を中心に専門的に施工するという点で異なります。以下では、このような違いも考慮したうえで、外構工事と造園工事の違いについて具体的に解説致します。

先述したように、外構工事は外構空間全体を、造園工事は自然部分のを施工する工事になるという点で相違しています。このような違いが生まれる背景としては、工事の目的が両者間で異なるところにあります。外構工事に関しては、設備を新しく設けたり舗装・補強をすることで、外構空間を実生活を送るうえで快適なものにするという点に重点が置かれます。つまり、外構工事では、機能性や安全性を優先して設計・施工が行われることになります。その一方で、造園工事は、外構空間の中でも特に庭園やガーデニング空間といった自然に関わる部分に着目し、外観が自然や敷地外の環境と調和した美しいものにするための工事になります。この考え方がベースになるため、造園工事では機能性よりのデザインや美観を意識した施工がなされることになります。

外構空間を工事するために使われる素材は様々ですが、大きく分類すると、人工素材と天然素材の2種類のものがあります。人口素材の特徴としては、コンクリートやアスファルトに代表されるような、耐久度やメンテナンスのしやすさといったメリットがある反面、無機質で自然に馴染まないデザインになりやすいというデメリットがあります。その一方、天然素材は、木材や石材のような風化・腐食への対策に気を配る必要があるものの、自然と調和できるナチュラルなデザインに施工しやすいという特徴がある素材です。このような性質の違いから、機能性やメンテナンス面を重視する外構工事では人工素材を、自然や景観との調和が第一優先される造園工事では天然素材が好んで使われる傾向にあります。

外構工事は造園工事に比べて施工する範囲が広いため、工事内容も多岐にわたります。その中でも、舗装や構造物の設置、地盤や排水設備を整備するものが多く、建築的要素が強いという性質があります。一方で、造園工事に関しては、自然に関する部分を専門的に行い、目的も美観の向上という分かりやすいものであるため、工事内容がシンプルになることが多いです。特に、景観や自然美を追求した施工が必要である性質上、建築というより空間演出の側面が強い工事が特徴的です。

外構工事と造園工事では、同じ外構空間に関する工事ではありますが、全体的に施工するのか自然部分を専門的に施工するのかという範囲の面で違いがあります。また、このような事情から、目的や使用される素材、工事の内容といった工事を進めるうえで考慮する必要がある具体的なポイントについても、両者間で違いが生まれてきます。このことは、同じ部分を工事する場合であっても、外構工事の専門業者と造園工事の専門業者とは施工の方法や仕上がりが異なること意味しています。自身が今回の工事で求めることを明確にしたうえで、依頼する業者を間違えないように適切に判断しましょう。