かんたん解説！外構工事でのアスファルトを使うメリット・デメリット

こんにちは！松阪市にある外構工事の専門業者、外構工事専門店コイデです！
外構工事では、様々な素材を用いた施工が行われますが、素材ごとに特徴や仕上がりに違いがあるため、素材ごとの性質を把握したうえでの依頼・着工が重要になります。
本記事では、最近注目されているアスファルトの素材としての特徴をメリット・デメリットに分けて解説いたします。

アスファルトは、コンクリートのような他の素材に比べると安価であるため、外構工事の費用を抑えることができます。地面を掘削する時の深さだったり、補強材の有無等の要因が重なることで価格差が生じますが、相場からいうと、アスファルトはコンクリートに比べて1㎡あたり約2000円ほど安いです。また、アスファルトでの舗装範囲が広くなればなるほど、コンクリートで施工した場合と比べた価格差は大きくなるため、より費用面での恩恵を受けることができます。舗装範囲が広くなればなるほど、初期投資の価格差も大きくなるため、このメリットによる恩恵も増大するのです。

アスファルトは、温度が下がると固まるという性質があるため、速乾性に優れています。また、コンクリートは打設や仕上げといった完成まで様々な工程があるのに対し、アスファルトは少ない工程で施工を完了させることができます。これらの特徴から、アスファルトを用いることで、工期を短縮し、スムーズな施工が可能になるといえます。アスファルトは施工後数時間で冷えて固まるため、工事したその日に駐車場などを使用することが可能な点も魅力的です。

アスファルトは、排水性に優れた性質を持つため、他の素材に比べて水はけの良い舗装をすることが可能です。砂利敷や芝敷のように雨天時に泥が跳ねて車や外壁を汚してしまったり、コンクリート製の舗装のように水たまりで足元や服を濡らしてしまうようなリスクを抑えることができます。また、目地がないという特徴も相まって、雨天時でも滑りにくい走行性の高さを実現できます。

アスファルトはコンクリートに比べると柔らかい分、耐久性では劣ってしまいます。経年劣化の影響も受けやすく、ひび割れや変形が発生しやすいため、定期的な補修が必要になります。初期費用が安いアスファルトですが、修繕費といったランニングコストを考えると、結果的にコンクリートを使った場合よりも費用が高くつく場合もあります。メンテナンスの関係から、アスファルトからコンクリートに外構工事でリフォームされる方もいらっしゃるのが現状です。耐久性や中長期的な利用を求めている方は、アスファルトよりコンクリートでの施工をオススメします。

アスファルトを用いた場合、外観は一般的な舗装道路のような黒一色のゴツゴツした質感のものになります。コンクリートのように色や柄、木材のように組み合わせを変えるようなアレンジができない素材になり、単体でデザイン性を出すことが極端に難しいです。特に、デザイン性が重視されるような玄関まわりの外構工事では、アスファルトは敬遠されることが多く、使われる場合でも他の素材とセットで使われる場合がほとんどです。

アスファルトは直射日光に当たると表面温度が高くなるうえ、熱を溜め込んでしまう性質があります。

これが原因で、日中は直射日光の当たるアスファルトの表面が、夜間は日中に蓄えられた熱が大気を加熱することで、ヒートアイランド現象と同様のことが住まいで起こり、夏場の生活空間から快適さを奪ってしまう点がデメリットになります。

また、アスファルトは冷えると固まってしまうため、基本的にダンプカーを使って高温状態をキープした状態で運搬されるため、一般住宅にダンプカーが入らないといったリスクもあります。

アスファルトを用いた外構工事は、安価なだけではなく、排水性に優れた舗装を短い工期で施工することが可能といったメリットがあります。その一方で、耐久性やデザイン性の低さ、高温になりやすいといったデメリットも認識しておく必要があります。こういった素材ごとのメリット・デメリットによって、どの部分の工事にどの素材を使うのかを的確に判断することが、外構工事のプロに求められていることになります。当社も、お客様の希望を最大限実現するため、高品質かつその部分に適した素材を用いての外構工事を日々勉強中です！外構工事の素材選びでお悩みの方は、ぜひ外構工事専門店コイデにお問い合わせください！