擁壁ってなに?外構工事のプロが解説します!
2024/05/21
こんにちは!松阪市にある外構工事の専門業者、外構工事専門店コイデです!皆さんは外構工事に関連するキーワードとして、「擁壁」という言葉を聞いたことはありますか?フェンスやガーデニングスポットといった施工部分と比べると、一般的に聞きなじみのない単語だと思います。そこで、本記事では、擁壁とはそもそも何なのかという定義からご説明したうえで、実際に外構工事をする際のポイントについて解説致します。
目次
擁壁=土砂崩れ防止の壁
擁壁とは、斜面や崖に設置する壁状の構造物のことを意味します。一般的な住宅で、なおかつ平地に建てられた家であれば、擁壁を設置する必要はありませんが、元々土地に傾斜がある場所に住宅を建てる際には、盛り土や地盤改良といった工事で斜面の傾斜が大きくなったり小規模の崖ができる場合があるため、擁壁の設置工事が必要になるのです、外構工事で擁壁を設置することで、豪雨等による土砂崩れの発生を防ぐことができ、お住まいが基礎から崩れるといったリスクを軽減することができます。また、設置の際には、コンクリートでできた無骨な印象がお住まいの外観イメージを損なう可能性があるため、表面に鉄平石、大谷石等を施したり、壁面をツタ類の植物で覆うことで緑化する等のデザイン上の工夫が必要になります。擁壁は、他の施工箇所と同様に、施工方法や使用する素材によって様々な種類に分類されます。以下では、擁壁を種類に大きく分類し、その特徴についてご紹介します。
現場打ちコンクリート擁壁
現場打ちコンクリート擁壁とは、セメント、砂や砂利、一定量の水分とで練り上げたコンクリートを準備したうえで、それを型枠に打ち込み一定期間を置いて固めていく施工方法のことです。この方法で施工する場合、現場で綺麗な形の型枠を外構工事で施工する必要があるため、型枠が崩れると歪な擁壁になってしまう危険性があります。そのため、現場打ちコンクリート擁壁は、基礎地盤の状態が良好な施工場所に限定して用いられる施工方法になります。また、背面は栗石や砂利などを裏込めしてフィルターとして、見抜きパイプを設置する施工を行います。なお、コンクリートを現地で固める関係上、長期間土砂の重圧にも耐えられるような品質を保つため、雨天時や凍結による水分量の変化には十分注意する必要があります。
コンクリートブロック式
コンクリートブロック式とは、補強用のコンクリートをブロックとして空積みしていき、その間の空洞に鉄筋やコンクリート、セメントやモルタルを流し込んで耐久性を高めて擁壁を仕上げる施工方法です。また、背面の施工としては、栗石でフィルターを造り、水抜き用に1か所パイプを設置する形になります。コンクリートという耐久性の高い素材を使ったうえで、空洞を補強しているため、耐久性は非常に高くなります。ただ、モルタルを使用する場合は、しっかり固めるために多少工期を長くなることがあるため、外構工事の業者と入念に日程調整をしておく必要があります。
石積み式
石積み式とは、天然石を積み上げる昔ながらの擁壁の施工方法です。石材がコンクリートに比べると耐久性が高くなく、コンクリートブロック式と異なり空洞部分に補強材を流し込むわけではないため、安定性は低いです。そのため、石積み式を利用できる場合は、低い擁壁やシンプルな土留などと限定的です。ただ、石積み式でも接着剤としてコンクリートやモルタルを流し込む「練り石積み」といった方法や、天然石と外観が変わらない人口石を用いる方法もあるため、低い擁壁であれば問題なくその役割を果たすことができます。また、和風の住宅に石積み式で擁壁を設置することで、全体の外観デザインと調和して美しい仕上がりにすることができるといったメリットもあります。
まとめ
擁壁とは、外構工事において、傾斜や崖のあるお住まいを土砂崩れから守る非常に重要な役割を担っています。また、擁壁は施工方法によって耐久性や安全性、メリットやデメリットといった特徴が異なるため、自身のお住まいはどのタイプの擁壁と最も親和性があるかを外構工事の専門業者に相談して知っておく必要があります。当社も、擁壁に関するお問い合わせを承っており、お住まいの安全を守れる信頼ある業者を目指しております。松阪市で擁壁などの外構工事をお求めの方は、外構工事専門店コイデまで是非お問い合わせください!
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外構工事専門店コイデ
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